イヌラッパグミ

「面白い」だけを追求する女の子達との非日常

お菓子

クソッタレなホワイトデーについて物申したい

投稿日:2017年3月16日 更新日:



突然ですが、飼い主の話です

3/14、お菓子メーカーの陰謀によって作られた忌まわしき日、ホワイトデー。

今日はイヌラッパグミの話ではなく、私の主のお話だ。

なつき
あらあらー、もしかしてめぐちゃんの飼い主さんの事?
イヌラッパグミ
飼い主言うな。主だ。主
なつき
でも、ごはんもらってるんでしょ?
イヌラッパグミ
え、うん
なつき
飼い主じゃない
イヌラッパグミ
……

 

散々な目に遭ったホワイトデー

話を戻そう。

そう、ホワイトデーだ。ホワイトデー。

なんでも、私の飼い主……じゃなかった。主は、随分と酷い目にあったらしい。

その事の顛末を語るとしよう。

話は一か月前のバレンタインデーにさかのぼる。

ちなみに私の主は、某IT企業に勤める死んだ魚の目をした社畜である。

職種はいわゆるSE。

自分が何をしているのかもわからず、毎日時計の短い針が一周するまで椅子から離れないでパソコンの画面をずっと見つめるのが彼の仕事である。

務め人となって早数年、懲役40余年の執行猶予なしの懲罰期間とはよく言ったものだ。

 

その日も、人間らしい感情を殺しながら、「もしかしたら今自分が動かしてしてるこのマシンの方がよっぽど感情豊かなんじゃないか」とか考えながら、彼は無造作にキーボートのエンターキーを連打していた。

そんな時であった。

「あの、これどうぞ」

四時間ぶりにパソコンの画面から顔を上げて声のする方を向くと、なんと女性社員が主にチョコを渡しているではないか。しかも結構可愛い子。

これには主、思わずにっこり。

 

ー以下省略ー

 

まあ早い話、会社の女性社員が義理チョコを渡した、というだけだ。

もちろん、もらったのは主だけではなく、他の男性社員にもチョコは渡されていた。

ただでさえSEという職種は女性は少ない。

比率でいえば9:1と言ってもいいくらいに少ない。

そんなわけで、圧倒的多数を占める男性社員は大喜び。

そして、悲劇の始まりとなる一言が発せられる。

「ホワイトデーにはちゃんとお返しをしないとな」

満面の笑みで主の上司は高らかに宣言したらしい。

 

話は飛んでホワイトデーの一週間前。

そこには、自席で頭を抱えながらホワイトデーのお返しの商品選びに苦悩する主の姿があった。

「ホワイトデーの企画考えたぞ。周りの奴らから少しずつお金を徴収してお返しの品を用意しておけ。お前が渡していいからちゃんと“男性社員全員からのお気持ちです”って事は伝えろよー」

上司はそれだけ言うと、あとは全部を主に丸投げした。

IT業界に蔓延る下請け会社への作業丸投げとデスマーチの図式は、ここでも起きていたのだ。

そりゃ言う方は簡単だ。

しかし彼はホワイトデー当日までに男性社員全員からお金を徴収し、センスあるお返しを考えなくてはならない。

渡す品を間違えれば、何を言われるか分かったものではない。

確かに、渡す相手の女性社員はそこそこ容姿も良く、愛想も良いので、渡す方としては悪い気はしない。

だが、仕事とプライベートをきっちり分けたい今どきのゆとり社員である主は、仕事以外の面倒事を引き受けてしまったものだから、酷くご機嫌ナナメだった。

同じフロアにいる約30人の男性社員にホワイトデーの代金徴収を呼びかけ、理解を求め、帰宅後に女子が喜びそうな無難なスイーツ探しに時間を割く。

一応、みんなから「お気持ち」のお金を預かっているわけだから、他の人の意見を取り入れつつ、あれこれ思考錯誤した。

しかし、意見を聞くのだが、最終的な決定権は主が持っている。

そしてこういうのは、いざ自分が選ぶ立場でないとなると、周りは好き勝手な事を言ってくるものだ。

「あそこで食べたスイーツは最高に旨かったから、きっと●●ちゃんも喜ぶだろう」とか、「俺が以前、彼女にこういうものをあげたら喜ばれた~」

とか、TPOをわきまえない自分好みの商品をただ羅列してくるだけ。

個人が使える冷蔵庫のない会社で要冷蔵の生モノなんて渡せるわけないし、可愛らしいフリフリのパジャマや、ブランド物のキーケースなんて会社で渡せるわけがないのである。

結局、他の人の意見はあてにならないので、適当に相づちを打ってその場をやり過ごし、自分一人で探す事にした主。

「僕が家でホワイトデーのお返しを考えている時間は残業に含まれるてもいいんじゃないのか?」

ここ最近の主は不機嫌そうにそんな事を口にしていた。

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さて、ホワイトデー前日。

なんとか主はこの日までに女子社員受けしそうな無難なお返しをチョイスし、ギフト用の包装に、手提げ袋まで無事、用意した。

なんだかんだで自分で足を運んでお店を物色することもなく、Amazonで楽々お取り寄せである。

素晴らしきかな現代文明。

ところが、事件は起きた。

その日、いつも通り主は自席につくと、「ちょっと話がある」と強めの口調で一人の男性社員が声をかけてきた。

彼はYさんといい、主よりも一回り以上も歳の離れた気の難しいおじさんとして社内では有名だった。

呼ばれるままに、主は作業フロアから非常階段の踊り場へとYさんに連行された。

こんな人気のない場所に呼び出すあたり、嫌な予感がした。

そして

「なんでこんな勝手なこと始めた!?」

Yさんは主に物凄い剣幕で詰め寄ったのだ。

彼の話を要約すると、こういう事らしい。

・全員からお金を徴収する事に関して何故ちゃんと一人一人同意を取らなかったのか

・みんなのお金なのに、何勝手にプレゼントをお前ひとりで決めているんだ

・自分も女性社員に個人的にお返しを用意していたのに、何勝手な企画を立てているんだ

Yさんは出張でここ数日社内にはおらず、主が送っていたホワイトデーの企画に関するメールの存在を知らなかったのだ。

そのため、この件を人伝いに聞いて「自分は何も知らされていないぞ」と激怒をしたという事らしい。

確かにお金の徴収に関しては、全員から同意を取ったというよりも、すでに集める事前提で話を進めていた。

しかし、たかだか数百円、いい年したサラリーマンが出し渋るような金額じゃないし、何より仕事をしながら30人以上の社員から一人一人お金の徴収に関して同意をもらってやるなんて現実的じゃなかった。

主は一応、徴収するお金の合計と、差し引きした残金等、詳細は都度メールで連携をしていた。

プレゼントを最終的に決めたのも主だが、ほとんどの社員は特に意見もなく、反対する人も出なかった。

それなりの激務の中、メールを見ていなかった人にまでいちいち聞いて回るような事までしていたら、主の体がいくつあっても足りない。

そして何より、約40分に及ぶ説教の中でYさんが一番言いたかったのは「自分が用意したプレゼントを差し置いて、みんなからのお返しを渡そうとしていたなんて許せない」という事だった。

一応主も、「でしたら、Yさんからはお金を取りませんよ。自分が用意したモノを渡してください」と言ったのだが、「いや、お金は払うが云々~」とケチなやつに思われるのは嫌だったらしく、不満をたらたらと述べながらお金を出した。

主は思った。

なんでこっちはわざわざ言われた通りに企画して用意するところまでやったのに、こうも自分が文句を言われなきゃならないのか。と。

もうこの時点で主のホワイトデーに対するヘイトは頂点に達していた。

 

そして時は過ぎて3月16日。

 

主はまだ、女性社員にホワイトデーのお返しを渡していない。

 

タイミングが悪いのか、あるいは故意なのか、14日から彼女は体調不良を理由に会社を休んでいる。

主の机の引き出しの中には、まだ渡す事が出来ていない、賞味期限のカウントダウンが進むお返しの品が眠っているのである。

そんな散々な目に遭い、死ぬほどうんざりしてクソッタレなホワイトデーのために、主が用意したお返しの品がこちらである。

 


天使のマカロン

 

なつき
ねえ、せっかく美味しそうなマカロンなのに、こんなにヘイトの溜まったような文章で普通紹介する?

イヌラッパグミ
主は相当にホワイトデーにうんざりしたらしくてな……もしこのまま例の女性社員に渡せないようだったら、お前が食うか?

なつき
えーいやだよ。人から集めたお金で買ったものなんでしょ? ……さすがに私もそれはね

イヌラッパグミ
商品レビューにならないじゃないか。こんなに旨そうなマカロンだぞ?紹介しろよ

なつき
相当鬱憤が溜まってるのね





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